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白血病患者はさながらスペランカーのようだ

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白血病。

僕も白血病です。

福島の原発事故以来、日本の白血病患者数は10倍になったそうです。

最近よくニュースで取り上げられるようになりましたよね、有名人が罹患したりして。

今回は白血病に起因する、意外な死因をご紹介します。

免疫

肺炎

白血病に罹っている”だけ”で入院してくる患者はあまりいません。

だいたい、感染症なんかにかかっています。

そこでの血液検査の結果を見て免疫系の異常が疑われ始めるわけです。

その中でもよくあるパターンが肺炎ですね。

昔風にいえば「風邪をこじらせた」ってやつです。

高熱が下がらない、咳が止まらない……

近くの診療所で血液検査したあとで総合病院に駆け込んできます。

免疫細胞のいないこの状況からいち早く肺炎を取り除かねばなりません。白血病の治療よりも肺炎を優先しての入院から始まります。

真菌

いわゆるカビです。

あらゆるところに姿を現し、弱った患者を狙っています。

僕も真菌の感染で血液検査を受け、免疫の異常を見つけることができました。

空気感染で喉から見つかることもあれば、外科的な検査のときに傷口から侵入することもあります(そうならないように最新の注意をはらって処置しますがね)。

深くに侵入すればするほど治すのが困難になってきます。

風呂場のカビを想像してもらうとわかりやすいですね。漂白剤がなかなか効かないでしょ?あいつら。

同じ病棟で、神経が真菌にやられて下半身不随になった赤ちゃんがいました。

その後奇跡的に歩けるようになっていましたが。

やっぱり若ければ若いほど、病気とかって回復しやすいんでしょうかね?

敗血症

傷についた菌に対抗する術がありません。

侵入されたら終わりです。

普段なら無視するような小さな切り傷からえらいことになることだってあります。

でもうちの病棟では聞いたことありません。

生モノ食って食あたり

生野菜、刺し身など生モノは全て口にできなくなります。

プチトマトも全て湯剥きしなくちゃなりません。

免疫ゼロで食あたりなんて想像しただけで恐ろしいです。

その他

内臓の炎症

治療の過程では、投入される薬の分解で内臓を酷使することになります。

胃が荒れることなんかしょっちゅうです。

薬疹で便秘と下痢が同時に襲ってくることだってあります。

とにかく内臓が弱ります。

結果、僕は膵炎を経験しました。

どれくらい痛いかっていうと……
ウニを丸呑みした感じです。

それに昼夜問わずやられます。

そしていつ終わるかも予想できません。

地獄そのものです。

僕の場合、医療用麻薬でも鎮静できませんでした。

あの時ばかりは流石に死を覚悟しましたね……

貧血

突然来ます。

立ち上がった瞬間、目の前が真っ白に。

体育大会の応援の途中で倒れかけました。

頭打たなくて本当に良かったです。

貧血ってことで鼻血も止まらなくなります。

血小板もいなくなっちゃうからです。

風呂場で出ようもんなら殺人現場と化しますw

死にゲーやな

健康な人だったら気にも留めないようなことで死にます。

今日一日生きていられるかもわからない状況が1年以上続くんです。

「骨髄バンク登録してみたいけど怖いな〜」とかバカ言ってるんじゃありません。

嫌なら絶対やるな。

移植のドタキャンとかありえんからマジで。

こっちはその何倍も死ぬような思いしてるんですよ。