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【Windows10】ネットサーフィンの通信量をとにかく下げたい

省電力、省通信がちょっとした趣味になっている。4年前に月たった6GBの4G回線だけで入院生活を送っていたときの癖で、通信量をできる限り切り詰めることに快感を覚えるようになってしまったのだ。

たとえば東洋経済オンラインのトップページを表示してみる。ページの表示自体はすぐに完了するのだが、F12キーで通信状況を見てみると、表示の完了後も何やらこまごまとGET,POST通信をしていて、結局数MBも「ユーザーが意図しない通信」を行っていたことがわかる。

数千文字の記事を読みに行くのに不要なトラッキングや広告、アイキャッチ画像などでトラフィックを膨らませたくない。僕は文字に用があるのであって、品性の欠片もない歴史修正本や詐欺化粧品の広告を見に来たのではないのだ!

Lynx(テキストブラウザ)を利用する

AndroidにはOpera miniという、プロキシを通してほぼテキストのみを表示する最強のブラウザがあり、9割以上の通信をカットできるのだが、PCには実用に足るレベルのそんなブラウザはない。その中でも幾分マシなのがLynxだ。エラーで読み込めないサイトも多々あるが、試しにGIGAZINEの記事を開いてみたところその時の通信量はたったの40kB。地球に優しい。

中日新聞の記事を読み込んだ際のBraveとLynxの比較が以下画像(別タブで開いて拡大することをおすすめする)。

 

右側がLynx。見事にテキストだけになっている。このほうが新聞っぽくて良い…?

ただし、自分がよく利用する東洋経済オンラインのページはアクセスできなかった。文春もダイアモンドも…

gキーを押したあと行きたいページのURLを直接入力してEnter。検索?そんなものない。

当ブログのトップページを表示してみた。しかしこのWoedpressテーマの仕様上、記事タイトルでなくサムネイルの部分にリンクが貼られているせいで、その画像を表示しないこのブラウザでは記事を開くことができなかった。

不甲斐ないが、無駄なトラフィックの多い昨今のニュースサイトをエコに閲覧するには、AndroidのOpera miniを使うほかなさそうだ。

使うタイミングが限られてしまっているこのLynxだが、大きなメリットがある。それはChromeなどブラウザの巨塔ではありえないほどの省電力っぷりだ。

他のブラウザが数百MBのメモリを優雅に嗜んでいる傍らで、Lynxは驚きの3MB。すごい。バイキングでサラダとクルトンしか食わない奴かよ。しかもページ遷移時も合わせ、CPU使用率は最大でも5%程度。

好き。

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